【東伏見駅】 駅・地名の由来となった東伏見稲荷神社の創建を解説!

 東伏見の歴史は、明治以前の武蔵国新座郡神保谷村に属していた、旧保谷市地域の上保谷にあります。
 まだ鉄道も開通していない1925年(大正14年)、西武鉄道(旧)は早稲田大学に対して、上保谷に所有していた土地の寄付を申し出て、大学は総合運動場として各体育部に利用させることに成功しました。
 現在の早稲田大学東伏見キャンパスが、これにあたります。
 さらに1927年(昭和2年)に上保谷(現在の東伏見)駅が開業すると同時に分譲地の販売を開始しました。
 そして次に行ったのが伏見稲荷神社の勧請です。
 関東地方の稲荷信仰者たちが、東京にも京都の伏見稲荷大神のご分霊を奉迎してその御神徳に浴したいとの熱望が高まり、京都伏見稲荷大社の協力で、昭和4年に東伏見稲荷神社が創建されました。
 またこの時、西武鉄道は同神社に所有の土地と移転費用を提供しました。
 そのため、東伏見という地名は、神社ができてからついた地名となっており、ご鎮座にあわせて西武新宿線の駅名も上保谷から東伏見に変わりました。

 【東伏見稲荷神社】

 東伏見駅の南口から青梅街道方面へ約400 mした場所に、「下野谷遺跡公園」があります。
 下野谷遺跡は、縄文時代中期(今から約5千年前から4千年前)の環状集落であり、南関東では傑出した規模と内容を誇り、平成27年3月に一部が国史跡に指定されました。
 集落の形態に加え、出土した土器から推定できる集落の継続期間の長さ(1,000年以上)から石神井川流域の拠点となる集落であったと考えられています。 

 駅から徒歩数分の場所にある「早稲田大学東伏見キャンパス」は、各体育会のスポーツ施設や学生寮などがあるキャンパスです。かつて、小生もラグビーで汗を流していたこともあり、懐かしい場所です。

駅前の「ダイドードリンコアイスアリーナ」
2006年9月23日のアジアリーグ開幕に合わせ、西武グループが所有する「東伏見アイスアリーナ」の命名権をダイドードリンコが買収し、現在の呼称となっています

 【東伏見駅 南口】

 【名所案内】

 【西武鉄道 路線図】

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