【航空公園駅】「日本の航空発祥の地」を解説!

 航空公園駅は、埼玉県所沢市並木二丁目にある西武鉄道新宿線の駅です。
1987年(昭和62年)5月28日 に開業し、西武鉄道の駅としては池袋線練馬高野台駅に次いで2番目に新しく、新宿線の駅としては最も新しい。
 駅名の由来となる「所沢航空記念公園」は、埼玉県内の県内公園としては最大規模で、戦前の1911年開設の日本で最初の飛行場である所沢飛行場の跡地に整備され、開園以来敷地内にはそれぞれ独立した施設が順次建設されています。  
 「日本の航空発祥の地」として知られるこの公園は、1911年(明治44年)4月1日、航空の父とよばれる長岡外史が私財を投じて土地購入をはじめ、日本初の航空機専用飛行場を所沢につくったのがはじまりで、同年4月5日に徳川好敏大尉が操縦するフランス製複葉機アンリ・ファルマン機が飛行を行ないました。以来所沢陸軍飛行場として帝国陸軍航空部隊が使用しました。
 戦後(1945年)はアメリカ軍に接収され米軍所沢通信基地となりましたが、その後の地元市民による返還運動によって1971年に通信施設を残し約6割の土地が返還されました。
 この基地跡地の一部が県営の公園として整備され、1978年の開園に至っています。

 航空公園駅を出てすぐ右側にある【所沢航空記念公園】

 【所沢航空記念公園マップ】

「YS-11中型輸送機(戦後初の国産旅客機)」
元エアーニッポン機。1997年(平成9年)より、航空公園駅東口駅前広場に展示。通常は外観のみ見学だが、年に数回ほど機体内部も公開されます。

 「 C-46A輸送機(天馬)」
 開園当初の1980年(昭和55年)、公園のシンボルとして展示するため、航空自衛隊入間基地所属だった機体を分解して運搬の上、現在の場所に設置されました。現航空発祥記念館の正面入口から向かって左側に展示。外観のみ見学可能で、内部は公開されていません。なお、傍らに「航空発祥の地」の石碑があります。

 【ひこうきエリア】

 【航空整備兵の像】
 この像は、昭和18年、彫刻家故長沼孝三氏(1908~1993)が第二回大東亜戦争美術展に出品し、翌19年5月21日に、当時この地にあった所沢航空整備学校内に建立されたものです。
 翼を抱き、空を見上げる航空整備兵三人の姿は、当時の少年飛行兵や整備兵のシンボルとされていました。
 戦後、所沢飛行場は米軍基地として接収され、昭和46年の基地返還により、所沢航空公園として整備されました。しかしこの像は痛みがはげしかったため、所沢航空資料調査収集する会では、後世にわたりこの像を保存していこうと、平成9年2月、長沼孝三彫刻館(山形県長井市)の協力をいただき、修復工事を行いました。
 空への夢と希望を抱いたこの像が、市民のやすらぎや平和への祈りを込めた像として永く市民に親しまれていくことを願ってやみません。


 【所沢航空発祥記念館】
 所沢航空記念公園内の広大な立地を生かした実機を多数収容した展示館であり、200名収容の大型上映設備を備え映像でも縦15m、横20mの大スクリーンで航空機関連の作品が、立体音響システムを採用したサウンドで上映されています。また、フライトシミュレーターでの模擬操縦体験、レーダー、管制機器などの展示があり、所沢から発展していった日本の航空機史の理解・飛行原理の知識の取得など、航空産業全般が理解できる展示の工夫がされています。

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 【所沢図書館】

 【所沢警察署】

 【所沢市役所】

 【市役所内展示】~東京2020オリンピック聖火リレートーチ
 所沢市における聖火ランナーを掲示しています。特に、「羽生善治」さんは、国民栄誉賞を受賞した将棋名人で、ファンにとっては記憶に残る写真です。  

 【航空公園駅】

 【所沢観光案内図】

 【西武鉄道 路線図】

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