【武蔵横手駅】奥武蔵ハイキング名所「五常の滝」~「北向地蔵尊」~「鎌北湖」をご紹介! 

 武蔵横手駅(むさしよこてえき)は、埼玉県日高市横手字山下にある、西武鉄道西武秩父線の駅です。
 1929年(昭和4年)-武蔵野鉄道の駅として開業し、戦後数年で一度廃止したが、西武秩父線の開業時に同駅として再開業しています。

 駅から奥武蔵の高麗郷の山林に臨み、徒歩で30分ほどのところに位置する「五常の滝」は、滝上から滝壺までの落差がおよそ12メートルある美観に優れた滝です。
 水量は豊富で、滝を中心として木立に囲まれた一帯は夏も涼しく、年間を通じて滝壺に流れ落ちる優雅な水流を見ることができます。
 「五常の滝」は、その昔、南北朝時代には高麗一族の武者がこの滝で身を清め、必勝を祈願して戦場に向かったという伝説が残っており、地域に根付いた必勝祈願の滝として知られます。
 
 また、滝の名称にもなっている「五常」とは、仁義礼智信という人が身につけるべき五つの徳を表し、仁は「思いやりの心」、義は「人が守るべき正しい道」、礼は「礼儀礼節を重んじる心」、智は「善悪を正しく判断する知恵」、信は「人に信頼される誠実さ」を表します。
 紀元前400年頃に、中国の儒学者である孔子によって、「仁」こそが、人が身につけるべき最高の徳であると唱えたのが始まりと言われており、その後教えを受け継いだ孟子他が「仁」に「義」「礼」「智」「信」を加えて五常の教えとして完成させました。
 五常の滝は、参詣によって自らの身を律し、五常の教えを身につけることで人徳を磨き、その人徳によって必勝を祈願するという祈りの対象として、地域の人々に親しまれています。

 【五常の滝】

 「五常の滝」を更に登り徒歩30分にある【北向地蔵尊】
 1783年(天明3年)の浅間山大噴火が、その後何年もの間、東北地方を中心に飢饉や疫病をもたらしたことで、村人たちは、悪疫の流行を防ぐため、1786年(天明6年)に岩船地蔵尊より分身を譲り受け、それと向かい合うように建て村の守護神としたものです。

 北向地蔵尊から1.5Km下った場所にある【鎌北湖】
1935年に完成した農業用貯水池で、当初は山根貯水池と呼ばれたが、第二次世界大戦後、毛呂山町観光協会が「かまきた湖」と呼んだ。
 ボート乗り、ヘラブナ釣りが出来、季節によってソメイヨシノ、モミジが楽しめる。名物はイノブタ料理。

 【奥武蔵自然歩道】

 【武蔵横手駅】

 【周辺案内図】

 【西武鉄道 路線図】

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